ひとことコメント:
基本のあさりの砂抜きの方法の基本情報
調理時間:
基本のあさりの砂抜きの方法で用意するもの(2人分)
- あさり … 250g
- 水 … 500ml
- 塩 … 大さじ1
材料のポイント:
- 上記の材料のほか、あさりを置いておくバット・ボウル、ザル、容器を覆うためのアルミホイルをご用意ください。
- あさりはスーパーなどで購入してきたものを想定しています。砂抜きにかかる時間は潮干狩りなどの場合は異なる点に注意してください。
- 潮干狩りなどで取ってきたものについては、砂抜きの時間を延ばして対応します。
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基本のあさりの砂抜きの方法の手順
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1準備・下ごしらえ
- ペットボトルなどの容器に水と塩を入れてよく混ぜ溶かし、食塩水をつくる。
- あさりをザルにあけて、流水ですすぎながら殻と殻をこすり合わせて洗い、汚れを落とす。
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2調理
- ボウルやバットなどの容器にザルを重ねておき、なるべく重ならないようにあさりを置く。
- あさりの頭がすこし出るくらいにひたひたになるまで食塩水をそそぐ。
- あさりと食塩水を入れた容器にアルミホイルをかぶせる。
- 常温で1時間ほどそのまま置いておく。潮干狩りで採ってきたものは半日~1日程度置いておく。
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3仕上げ
- 容器の水を替えてあさりをすすぎ洗いする。
- 汚れや付着している砂が落ちたら、ザルにあけて使うまで置いておく。
調理のポイント:
- 水と塩の量はしっかり計って使ってください。
あさりの砂抜き Q&A
なぜ塩水につけると砂抜きができるのか?
あさりを塩水に浸しておくことで、砂が殻から排出されます。
これは、あさりが海水中にいる際に行っているように呼吸をし、それにより砂が殻から排出されるためです。
あさりの調理に砂抜きが必要か?
あさりの調理方法によっては、砂抜きが必要となります。
殻つきで調理する場合は砂抜きを行うことをおすすめします。一方、殻を取り除いてむき身状態にする場合は砂抜きは不要です。
なぜ殻つき料理で砂抜きが必要か?
潮干狩りなどで採ってきたあさりについては、砂抜きが必要です。
そのままで食べるとかなりの確率で砂に当たるため、しっかりと砂抜きを行うことをおすすめします。
スーパーで売っているあさりはある程度砂抜きがされていることが多いですが、処理が不完全な場合もあるので、殻つき調理の際は砂抜きを行うことをおすすめします。
なぜむき身にする場合に砂抜きが不要なのか?
殻を取り除いてむき身状態にする場合は、砂抜きは必要ありません。
これは、あさりが内蔵部分(消化器官)に砂を吸い込んで貯めているわけではないためです。
砂は、あさりの体を包んでいる「外套膜」の部分に付着していることが多いようです。
したがって、殻を取り除き、あさりの体の周りをしっかり洗うことで、基本的には砂抜きは不要となります。
なぜ塩水につける必要があるのか?水道水ではだめなのか?
あさりは汽水を好む生き物であり、住んでいる場所と同じくらいの塩分濃度の水につけることで、活発に動き出します。
海水の塩分濃度はおよそ3.0~3.5%であるため、この濃度に近い塩水に浸し、活動を促すことができます。
上記の手順では、水500mlあたり15g程度の食塩を溶かした水を使用します。
一方、水道水には塩分濃度が低く、あさりは弱ってしまうため、使用は避けるべきです。
アルミホイル等で覆うのはなぜなのか?
アルミホイルなどで光を遮ることで、砂の中を再現することができるため、と言われています。実際に、あさりは暗所に置くと活動が活発になります。
また、活動が活発になると勢いよく水を吹き出すことがあるため、水漏れ防止のために被せることもあります。